SUUM CUIQUE　Bundeswehr Militärpolizei fun

入手してからだいぶ時間がたっていますがいい加減記事を書こうかと思います。

今回紹介するのはAM95チタンヘルメットです。
入手したのは2013年ごろです。最近では某ゲームの影響やらでそこそこ出来のよいレプリカが国内に流通するようになりました。
ひと昔前はドラマの影響もあってGSG9装備の代名詞的な存在でした。

Today i'll introduce my AM95 titan helmet used by german military police.
I got this helmet in 2013.

ドイツ連邦軍の野戦憲兵隊では突入用の装備として2000年ごろから2008年ごろまで使用されていていました。現在は同じメーカーのZenturio 05を使用しています。
90年代のIFOR,SFOR,KFOR に代表されるような海外派遣任務の中で野戦憲兵隊の警察としての役割がより一層求められるようになったことを受けZugriffsdurchsuchungen（英語ではsearch and seize operations)と呼ばれる作戦行動が行われるようになりました。
この作戦行動は容疑者逮捕や違法品の押収等を目的とした突入作戦であるためドイツ地方警察のSEKの装備を参考に装備調達がなされ、結果AM95の採用に至ったようです。

This helmet used in search and seize operations by feldjager since 2000 until 2008.
After overseas missions in the 1990s like IFOR SFOR KFOR, this operations has come to be required to feldjager.
Thie operations equipments are referring to german police SWAT team. And AM95 helmet was adopted by feldjager.





なおヘルメット以外のアーマーの類の装備は特に専用の物は調達されず、初期の頃はBONOWI社製の暴徒鎮圧用アーマーや3ポケstアーマー等が用いられ、後期では航空機搭乗員向けとされるメーラー社のボディーアーマー等の上からブラックホーク社のV系ベストを着用することが多く見らえました。
一方08年ごろのAM95からZ05ヘルメットへの更新に伴い調達の始まったZugriffskräfte用の装備ではヘルメットからアーマー突入服まで専用の物が一式採用されています。

But only helmet was adopted. Other equipment especially bodyarmor was used existing ones like BONOWI anti riot bodyarmor,MEHLER 3pockets body armor.
In mid-2000, MEHLER aircrew bodyarmor and Blackhawk V Series vests were used.

　

入手当初はPTTと無線機との接続方法がわかりませんでした。その後コネクタの規格がヒロセの12ピンと判明したのですがそこからがまた大変で、憲兵隊で使用しているケンウッドの無線機との接続用のアダプタが見つかりませんでしたが、入手から5年後の2018年にようやく同型無線機との接続用アダプタが手に入り集音のみ作動させることができ、その一年後にようやく国内で使用可能なデジタル簡易無線機と接続して、無改造でAM95 のインカムでの無線の送受信ができるようになりました。
ちなみにこのヒロセ12というコネクタは日本のメーカーの物で、ドイツ連邦軍では一般的ではありませんが、一部のドイツ警察と消防で多く用いられる規格の物で憲兵隊では多く使われていました。　

The built-in helmet headset was producted by CEOTRONICS. There is a bone conduction microphone on the crown and another microphone on the PTT device, for a total of two microphones.And headset has a sound collection capability, but the power for that is due to the radio.
And I succeeded in connecting to the radio with a special adapter that is used by feldjager in 2018 .
The PTT connector is hirose 12 pin connector.This connestor used by some german police and firfighter usualy.

ちなみに無線機との接続アダプタも当初入手したimtradex社製のアダプタではアクティブな端子の数が少なくてマイクの音が拾えず、結局後から入手した憲兵隊放出無線に付属していたceotronics社製アダプタでないと正常な作動ができませんでした。

バイザーは4段階でクリック感がありますが、ねじが緩みやすくよくずれます。

こちらは付属の専用ケース。

ケースには【MPKP　TFF】と書かれた紙が入っていました。　
このTFFは2001年から2002年にマケドニアに派遣されたミッションのタスクフォースフォックスの事で、このヘルメットがこのミッションで使用されていたことが判明しました。

And there is a piece of paper written [MPKp TFF]in side the helm bag.
The [TFF] means [Task Force Fox] that went to Macedonia in 2001-2002.
So this helmet was used by in this mission.

さてここまで私の所有している憲兵隊モデルのAM95を紹介しましたが、AM95には実は数多くのバリエーションがあります。
大きくはインカムの仕様とバイザーの仕様が異なっており、特に最初期に生産されたAM95はPSH77やTIG同様ツノがついており、バイザーのオンとオフの2段階しかないものと推測されます。また初期型のバイザーのフレームへの取り付けはビス止めだったりとぱっと見で違いが判ります。さらにインカムは頭頂部の骨伝導マイクではなくチンカップ内臓のマイクである他、左右の耳のコブの後ろ側に収音機能の調節もしくは作動用と思われるダイヤルとスイッチがついているなど全くの別物になっています。

I've talked about my AM95 so far, but there are many variations of the AM95.
The earｌy type AM95 helmet has steal framed visor and helmet shell has horn like PSH77 or TIG helmet.
The microphone is in the chin cup, and sound collection adjuster device are located in behind the both side of ear shell.












バイザーだけで【金属フレームビス止め初期バイザー】【金属フレーム強化リブ付きバイザー】【樹脂フレームバイザー】の3種類。
シェルについては【ツノ付き初期型シェル】【ツノナシ後期型シェル】の大きく分けて2種類
さらにインカムは【チンカップマイクモデル】【頭頂部骨伝導マイクモデル】【内臓マイク無しモデル（おそらくPTTマイク）】etｃ ....
と、これに加えて後期ではＮＶマウントや大型の外部インカムボックスを追加して近代改修（？）した型、シェル後部に大きなふくらみのあるプロとモデル（？）などがあります。またＰＴＴデバイスとコネクタは納入先の無線機の仕様に合わせるためこちらも数種類が存在します。
そして生産時期と納入先によって仕様違いが多数存在します。


ツノ付き　初期バイザー　頂点マイク　　
ツノ付き　初期バイザー　チンストマイク　左右の外部インカム調節器付き
ツノ無し　樹脂バイザー　頂点マイク　箱型大型PTT
ツノ無し　樹脂バイザー　チンストマイク　左右の外部インカム調節器付き
ツノ無し　樹脂バイザー　ネットライナー　フリーマイク　メット後部インカムボックス付き
等々の組み合わせがあります。


The AM95 helmet variation has changed by year production and which unit use.
Helmet shell,headset ,PTT device ,visor, and radio connection, there are so meny combination of the differences of all these parts.
The modern refurbished model that with a NV mount in front and large communication device box added to the rear of the shell was appeared in mid 2000s.